姫、私は誓います。
クラウドは、白魔法の源を作っていた右腕が力の使いすぎで破裂して右腕を亡くした。吸血鬼の部分を排除する代償にケイは体が一回り小さくなり、寿命は200年から80年くらいまで短くされた。

「なるほどねぇ・・・。罪悪感とか感じないでしょうね?」

「感じてねーよ」

「かわいくねー」

ケイにはそう言ったけど正直罪悪感で一杯だ。姫を助けるためだけにケイに命を落とせと言った。他に方法が思い付かなかったとしても言っていい事ではないと思い知らされた。
姫、僕すごく情けないよ。

「あー、お腹空いたなぁ。クウと姫の手料理食べたーい」

「食い意地張ってんな。皆何も食ってないのに」
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