君の本気に触れた時…
「ねぇ、理央ちゃんまだ時間大丈夫ならケーキでも食べてかない?」

「あ…い


いいんですか?って言おうとしたのに、ナオの声がそれを遮った。


「あ、美子ちゃん、理央さん今から約束があるみたいだから今日はもう送ってくよ。また改めて来るってさ。」

「あら、そうだったの?じゃあ無理は言えないわね。」

「あ…すみません。またお邪魔させてもらいますね。」


そう答えるしかなく、隣のナオと目が合うと彼はニヤリと悪い笑顔を見せた。


「ナオ…何であんな嘘言ったの?」

「何でって…春翔が気付く前に理央を拉致しようと思ったから?」

「何でよ。」

「ハハ…そんな怒んなって。久しぶりの元カレとの感動的な再会だろ。っていうか…何で2人なのに助手席じゃなくて後ろに座ってんだよ。」


確かにナオと再会できた事は、私の中ではちょっとした感動なんだけどさ。
< 175 / 235 >

この作品をシェア

pagetop