君の本気に触れた時…
別れてから、私が美子ちゃんの店でバイトをしてても彼は一度も来ることはなかったから。

やっぱり別れた元カノには会いたくないんだろうな…って

長年、避けられているような気がして悲しかったから今こうして笑顔を見せてくれて普通に話ができているのは素直に嬉しかった。


ナオは元彼でもあるけど…それ以前に弟みたいに可愛がっていたから。


「助手席は彼女いたら彼女に申し訳ないからね…。」

「あぁ…そういう配慮ね…理央らしいな。でも彼女なんていないから安心して。」


車が家の近くの大きな公園の前に差し掛かると、ナオがスピードを落とし公園内の駐車場に車を停めた。


「ここ、懐かしくない?」

「うん…そうだね。」

「時間、まだ大丈夫なら少しだけ降りない?」


そう言ってエンジンを停めたナオが車から降りた。
< 176 / 235 >

この作品をシェア

pagetop