君の本気に触れた時…
当時、まだ中学1年生だった彼を自分と同じ年くらいだと思ったしおまけに顔もイケメンだった。

染めてない真っ黒でサラサラな清潔感漂う髪型も私好みの短髪だった。

黒目の大きな綺麗なアーモンドアイで、人を惹きつける魅力があった。

当時、好きな人がいなかった私は久しぶりに胸がときめきドキドキした……

なのに…後で事実を聞かされた私が受けた衝撃とショックはかなり大きなものだった。

年下でも、まだ高校生なら有りなのに中学1年生だと聞いてしまったら…脆くも私の恋心は一瞬で崩れ去ってしまった。

そんな事は誰にも言えない私だけの秘密。

そんなわけで…私の人生の中でほんの一瞬の間だけ…彼を男として意識してしまった時間があったけど、それはなかった事として葬り去った。

だけど、あの完成されたルックスで1年前までランドセル背負ってたなんて、今思い出しても想像できない。

結局その時の彼は、オーナーである母親に頼まれた荷物を持って来ただけでよく見ると手には買い物袋を持っていた。

新しいバイトの子は、オーナーの甥っ子で彼とは従兄弟になる私より1歳年下の男の子だった。

二人は兄弟のように仲が良くて、男兄弟のいない私にとっては2人とも可愛い弟のような存在になっていった。
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