君の本気に触れた時…
「理央さん….そう言えば大学決まったんですよね?ここから出て行くんですね…」

「うん、卒業式が終わったらね。だから、あと4ヶ月ないくらいだね。」

「本当にあと少しか」

「でも、引き受けた以上は私もハル君の力になれるように努力するから。」

「ありがとうございます…」


本当に素直でいい子だった彼。


その夜、久しぶりにナオと電話で話した。

受験が終わるまでは、ナオとも会うのを控えていたから最近は会ってもなかったし、大学に合格した私におめでとうの言葉を言ってはくれたけど….東京行きが決まってからは少しギクシャクし始めていた。


『…元気だった?』

「うん…ナオは?」

『俺は、どうだろう…。理央に会いたくて寂しかった…かな』

「私も…会いたいよ。」


切なく呟いた彼の声に胸が痛んだ。
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