君の本気に触れた時…
「…どうしたんですか、先輩?」


後ろを振り返り立ち止まると、私に追いついた先輩が正面まで来た。


「朝倉っ…今朝、あいつに会っただろ?」

「あいつって…えっと松本さんですか?」

「そう!松本から今、今朝の話を聞いたんだけど、今週末どうかと思って。一度近藤さんにも聞いてみてくれる?」

「はい。じゃあ、また分かったら連絡しますね。……って私、先輩の連絡先…」


知りません…って言おうとしたら、彼の方から先に “ハイ” って一枚の名刺を手渡された。


「これの裏に俺の番号とID書いてあるから、登録して俺にもかけてくれる?」

「は、はい。」

「じゃあ、連絡待ってるから。」
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