クールな同期と熱愛はじめ
「なんでこっちに来ないって?」
「うーん、なんか仕事が立て込んでて、ここまでは来られないとかって言ってた」
「ふーん」
桜木くんは腕を組んで、私のデスクに体をもたれかけさせた。
「時間がどうかしたの?」
高梨さんが何時に来るのか気にしていたみたいだけど。
「あ、いや、プラン設計が通った祝いでもしてやるかと思っただけ」
「――え!? お祝い!? 桜木くんが!?」
思わず椅子にのけ反る。
桜木くんが祝ってくれるなんて、思いもしなかったからだ。
「なんだよ、その反応は」
「だ、だって……」
瞬きを何度も繰り返して彼を見る。
すると桜木くんは、どこか照れくさそうに目を逸らした。