クールな同期と熱愛はじめ
◇◇◇
食べ終える頃にはすっかり日が落ち、キャンプ場の周りは暗闇に包まれた。バンガローから漏れるオレンジの光が、暗い中に浮かんで幻想的だ。
急ピッチで片づけを済ませ、お風呂に入ったらカードゲームをやろうと話していたときだった。
間宮さんのスマホがテーブルの上でヴヴヴと着信を告げて震えだした。
「あれ? 店からだ。なんだろう」
首を傾げながら画面をタッチし、間宮さんは私たちから離れた。
四人分にしては多いだろうと思われた食材は、全部私たちの胃袋へと収まり、残ったのは缶ビールや酎ハイだけ。
おかげで明日の朝までお腹が空くこともなさそうだ。いや、もしかしたら朝ごはんすら食べられないかもしれない。
片づけが終わり、バンガローへと引き上げようとしたときだった。
「ごめーん!」
間宮さんが駆け寄ってくる。
「店に戻らなきゃならなくなった」