クールな同期と熱愛はじめ

「え? どうして?」


三人で口を揃える。


「フランチェスコが店で転んで脳震盪を起こして、病院に運ばれたみたいなんだ」

「それじゃ、病院に行くのか?」

「うん。そうしようと思う」


となると、四人揃って引き上げなければならない。
これから楽しい夜が待っていそうな予感がしたけれど、フランチェスコさんが倒れてしまったのだから、そちらが優先だ。


「じゃ、早いところ帰ろう」


桜木くんが言うと、間宮さんが「いや、せっかくだからみんなは泊まっていってよ」と引き留める。


「そうはいかないよ」


桜木くんの言葉に胡桃も私も頷く。


「バンガローの代金も払ってあるし、もったいないから」

「また今度みんなで泊まればいいだろ」

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