クールな同期と熱愛はじめ

「ただ、男を見極める目は、もう少し磨いたほうがよさそうだな」


いたずらに笑いながら、彼が言う。


「それはもう、ほんとにね……」


自分でも痛いくらいに実感している。


「間宮さんにも言われたんだ」

「なんて?」

「今日のキャンプに誘われたときに、桜木くんは私が行ったら嫌じゃないかなって言ったの。そしたら、『司は誰かのせいにするような男じゃないぞ』って。ほんとそうだよね。桜木くん、そんな人じゃないもん。こんなに素敵なのに、それを全然わかっていなかったなーって」


そこまで言ってハッとした。
今、私、ものすごくまずいことを言った気がする。
咄嗟に桜木くんを見てみれば、不意打ちにあったように目を見開いていた。


「あ、ち、違うの」


なにがどう違うのか、自分でもわからなくなる。

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