クールな同期と熱愛はじめ
◇◇◇
「わあああ! 司! 大変大変! 遅刻しちゃう!」
薄っすらと開けた目の先に見えた時計を、私は二度見してしまった。
無情にも、時計は午前八時を示していた。
アラームは六時にセットしたはずなのに!
どうして!
「ちょっと司ってば!」
隣で寝ている司の体をゆっさゆっさと揺する。するとうつ伏せで寝ていた彼が、ゴロンと反転した。
露わになった上半身を見て、不覚にもドキッとする。そこをひとまず毛布で隠した。
やっと瞼を開けた司が、ハッとして飛び起きる。
「今、何時」
「八時」
「――八時!?」
今の今まで寝ていたとは思えない機敏な動きで、司はベッドから下りた。
クローゼットからワイシャツを取り出し、素早く着込む。