クールな同期と熱愛はじめ
「あ、うん、わかった」
立ち上がり、クローゼットを開ける。
――嘘。
思わず目を丸くする。
なに、これ。
見えないところはゴチャゴチャだろうと高を括っていた私は、そこで再び敗北に帰した。洋服が綺麗に収納されていたのだ。
「左の引き出しの一番下」
桜木くんに指示されても、しばらく呆然と立ち尽くした。
「おい、聞いてるのか」
「――あ、うん」
言われた場所からパジャマを取り出し、彼に手渡した。
「ねぇ、桜木くんって欠点ないの?」
「はぁ?」
桜木くんが顎を突きだす。