今度は日本を救います
1番選んで欲しくない選択肢は1つ目。


ほとんど希望がない私に人員を割くのは勿体ないから。


3つ目を1番選んで欲しいのは、それをみんなが望んでいるから。


魔法使いからしたら一切関与してこないわけだし好都合。


先生達からしたら自分達が授業する機会が減って暇だから、時間が潰れる。


そして、元々偏差値の高い学校を目指していた私が良い大学に入ったらこの学校の評判も多少は上がる。


1番良いのは3つ目だけど、せめて2つ目。


2つ目は多少のメリットがあるだけだから、どうでもいい。


この選択肢をこの順番で言ったのもポイント。


普通なら嫌がる、自分達も選んで欲しくない選択肢を1番最初にすることで不安にさせる。


そして自分達からしたらどうでもいい選択肢を2番目にすることで安心させる。


ここで1番目の選択肢が完全に無くなる。


自分達が1番最初に選んで欲しいものは3番目。


生徒達からしたらあまり選びたくない、忘れやすい選択肢を3番目に持っていきアピールすることでバッチリ印象に残しておく。


やっぱりこの人達も戦いの中生きてきた人達。


私が普通の高校生なら、あなた達の望むようにしてたかもね。


3つ目を聞くまで私も1つ目と2つ目は却下してたから。


でもね、



「1つ目でお願いします」



私のスクールライフをぶち壊したあなた達に少しくらい逆らったって良いでしょう?

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