クールな課長とペットの私~ヒミツの同棲生活~
心地良いのか、葛城さんが目を閉じて私の身体に顔を凭れかける。寄りかかってきた彼からは、小さな声で“ありがとう”……と、確かにお礼が聞こえてきた。
「それでは、ありのままに行動するとしようか」
穏やかな時間が過ぎて彼がそんなことを言い出すから、私は「はい」と返事をした。
「あなたの好きなようにしてください」
「なら、遠慮なく」
彼が顔を上げた時、その口元がニヤリとつり上がったのは気のせいと思いたい。
「あ、わ……私そろそろ……きゃっ!」
あっという間の出来事だった。逃げようとした体をがっちりと掴まれ、そのまま葛城さんにいいようにされたのは。
葛城さんは決して離そうとしないまま、私が気を失うまで激しく揺さぶり続けた。