クールな課長とペットの私~ヒミツの同棲生活~
そこでようやく葛城さんはバスローブの紐を解き、見事な身体を惜しげもなく晒した。
男性の身体を見る機会なんてそうないから、比較のしようがないけれど。細身に見えて適度に鍛えられ、引き締まった身体に鼓動が速まる。だから、彼の真剣でいながらに熱の籠った眼差しと上半身に見とれていたのは、初めての私には幸いだったかもしれない。
彼は枕元から小さなパッケージを取り出すと、開封後手早く何かを下半身につける。恥ずかしくて目を逸らした私に、フッと小さな笑いが聞こえて。
ちゅっ、と頬にキスをされた意外さに、思わず彼を見遣れば。私を安心させるように頬を撫でられた。
「何も怖くはない。すべてオレに委ねろ」
彼の優しい笑みに、私は自然に頷いて。それを合図に彼は私の両足を大きく開かせると、ぐっと押し入ってくる圧迫感を感じた。