漆黒の騎士の燃え滾る恋慕
(神はけして許しは与えてくれない…?私が罪を犯したのか…)


「どうか…どうかお静まりください」


一心に祈るアンバーに、しかし空は嘲笑うように非情だった。


「神よどうかお静まりください…どうかお許しを…」


無数の悲鳴と喧騒はアンバーの祈りの声をもかき消す。


「どうか神よ…神よ…どうして…どうして答えて下さらないのですか…どうして…どうして…!」


祈りが悲痛の声に変わったその時、審判を告げるがごとく、冷淡な声が聖賓の間に響いた。


「これはいったいどういう事態ですかな、『聖乙女』よ」





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