次期社長はウブな秘書を独占したくてたまらない
「名倉さん、今日は無理言ってごめんなさいね。ほら、文香もご挨拶して」
「は、はい。あの、文香です。よろしくお願いします」
名倉さん(というらしい)女性に見入っていたら、急に耀子母さんに腕を取られて引き寄せられた。
「まぁ、ではこちらが!今日は頑張らせて頂きますね」
拙すぎる私の挨拶に嬉しそうに反応した名倉さんも不思議で、思わず助けを求めるように振り返って駿介を探すと、口に手を当てて笑いをこらえる姿があった。
「ククッ。文香、お前キョドリ過ぎだ。母さんも嬉しいのは分かるけど、早く店に入ろう。お祖母様もいるんだ」
「まぁ!そうだったわね。ごめんなさい、お義母さん」
謝りつつ、耀子母さんはお祖母様を促して、ビルの中に入っていく。それを見ていたら、横に並んできた駿介が、腰の辺りに手を伸ばした。
「ほら、俺たちも行こう」
自然なエスコート。スマートで優しい駿介はやっぱり困る。だからせめて見惚れないように、下を向いたまま、私は歩き出した。
「は、はい。あの、文香です。よろしくお願いします」
名倉さん(というらしい)女性に見入っていたら、急に耀子母さんに腕を取られて引き寄せられた。
「まぁ、ではこちらが!今日は頑張らせて頂きますね」
拙すぎる私の挨拶に嬉しそうに反応した名倉さんも不思議で、思わず助けを求めるように振り返って駿介を探すと、口に手を当てて笑いをこらえる姿があった。
「ククッ。文香、お前キョドリ過ぎだ。母さんも嬉しいのは分かるけど、早く店に入ろう。お祖母様もいるんだ」
「まぁ!そうだったわね。ごめんなさい、お義母さん」
謝りつつ、耀子母さんはお祖母様を促して、ビルの中に入っていく。それを見ていたら、横に並んできた駿介が、腰の辺りに手を伸ばした。
「ほら、俺たちも行こう」
自然なエスコート。スマートで優しい駿介はやっぱり困る。だからせめて見惚れないように、下を向いたまま、私は歩き出した。