現状報告!オタク女子ですが、エリート上司に愛されてます。
次の日曜日。私と志木さんは駅で待ち合わせをして、いっしょに映画館へと向かった。

今日のデートは私から誘ったのだから、私が行く先とか考えた方がいいのかな、と思ったけれど、今までちゃんとしたデートをほとんどしてこなかったため、映画くらいしか思い浮かばなかった。いや、もっといろいろあるんだろうけどさ。


でも、ふたりの好みで選んだ映画はとてもおもしろかった。ジャンルはミステリーだけれど、恋愛要素やコメディ要素もたくさんあって、笑いどころも多かった。



「映画、おもしろかったね」

映画館を出たところで、志木さんにそう言われ、私も「はい」と答えた。


腕時計を見ると、時刻は十五時。
時間的には、カフェでお茶……とか?

足りない経験値に基づきながら、がんばって次のプランを考えていると。


「どっかでお茶する?」

と志木さんが言ってくれる。


「あ、ハイ。私もそれがいいかなと考えていました」

「どこ行こうか?」

「ええと……」

そうだ。肝心なのはどこのお店に入るかだよね。この辺りのお店に詳しくないから、パッと出てこなくて、考えこんでしまう。


すると彼が。



「うち、来る?」
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