現状報告!オタク女子ですが、エリート上司に愛されてます。
志木さんは、ファイルを本棚に数冊戻しながら、話を続ける。
「あ、もちろん牧原さんだけじゃなくて、香島にもな。
もともと係長が仕事押し付けられたっていう話だし、俺が注意するより、係長が注意した方がいいだろ」
「そ、それはそうなんですが……」
「あの子たちにとっても、係長にとってもその方がいい」
スマートにそう言われた瞬間、私はハッとした。
そうだよね。
私、嫌われたくないとか、注意なんてニガテとか、そんなことばかり考えていたけど。
あの子たちの見本となるような上司にならなきゃいけないんだから。
……それに、そんな私のことを、志木さんは見守ってくれるから。
考えこむ私に志木さんは、「まあがんばれ」とやさしげな声色で言って、書庫室を出ていく。
……私を横切る際に、私の頭の上にポン、と大きな手の平を乗せて。
ひとり残された書庫室の中で、私は自分の頬がだんだんと熱くなっていくのを感じた。頭を撫でられたくらいで。なんで。
……違う。多分、頭を撫でられたからだけじゃなくて。
心配、してくれたからだろうな。
その後、私も書庫室を出て営業室へ戻った。
「あ、もちろん牧原さんだけじゃなくて、香島にもな。
もともと係長が仕事押し付けられたっていう話だし、俺が注意するより、係長が注意した方がいいだろ」
「そ、それはそうなんですが……」
「あの子たちにとっても、係長にとってもその方がいい」
スマートにそう言われた瞬間、私はハッとした。
そうだよね。
私、嫌われたくないとか、注意なんてニガテとか、そんなことばかり考えていたけど。
あの子たちの見本となるような上司にならなきゃいけないんだから。
……それに、そんな私のことを、志木さんは見守ってくれるから。
考えこむ私に志木さんは、「まあがんばれ」とやさしげな声色で言って、書庫室を出ていく。
……私を横切る際に、私の頭の上にポン、と大きな手の平を乗せて。
ひとり残された書庫室の中で、私は自分の頬がだんだんと熱くなっていくのを感じた。頭を撫でられたくらいで。なんで。
……違う。多分、頭を撫でられたからだけじゃなくて。
心配、してくれたからだろうな。
その後、私も書庫室を出て営業室へ戻った。