パーフェクト・インパーフェクト
✧︎*。
冷しゃぶを食べたあと、車でウチまで送ってくれた瀬名さんから、釘を刺された。
いまたしかに俊明さんがわたしを大切にしてくれていること、絶対に忘れないでおいてほしい、と。
そして、ありがとう、とも。
なんのありがとうなのかぜんぜんわからないのに、その言葉を聞いたらまた泣いてしまいそうになった。
助手席に座っていた季沙さんは、たぶん、静かに泣いていた。
その後、衣美梨さんはわたしと会うことを承諾してくれた。
そのうえ、専業主婦をしているという彼女のほうが、わざわざ地元から新幹線に乗って都内まで出てきてくれた。
待ち合わせは、都内の高級ホテルのなかにあるラウンジで。
優しい季沙さんは同行しようかと申し出てくれたけれど、気持ちだけ受け取って、断った。
どうしても、ふたりで話がしたかった。
こちらから呼び出したので待つのがスジかと思い、15分は早めに到着したのに、それらしい人がすでにお店の前で待っていたので面食らった。
そういえば彼と待ち合わせをするときも、どれだけ早めに行っても、わたしのほうがいつも遅い。
こんな些細なことに、ふたりの歴史がほんの少しだけ見えた気になってしまう。
冷しゃぶを食べたあと、車でウチまで送ってくれた瀬名さんから、釘を刺された。
いまたしかに俊明さんがわたしを大切にしてくれていること、絶対に忘れないでおいてほしい、と。
そして、ありがとう、とも。
なんのありがとうなのかぜんぜんわからないのに、その言葉を聞いたらまた泣いてしまいそうになった。
助手席に座っていた季沙さんは、たぶん、静かに泣いていた。
その後、衣美梨さんはわたしと会うことを承諾してくれた。
そのうえ、専業主婦をしているという彼女のほうが、わざわざ地元から新幹線に乗って都内まで出てきてくれた。
待ち合わせは、都内の高級ホテルのなかにあるラウンジで。
優しい季沙さんは同行しようかと申し出てくれたけれど、気持ちだけ受け取って、断った。
どうしても、ふたりで話がしたかった。
こちらから呼び出したので待つのがスジかと思い、15分は早めに到着したのに、それらしい人がすでにお店の前で待っていたので面食らった。
そういえば彼と待ち合わせをするときも、どれだけ早めに行っても、わたしのほうがいつも遅い。
こんな些細なことに、ふたりの歴史がほんの少しだけ見えた気になってしまう。