きっとこの輝きは消えないでしょう。
中へ導かれると、そこは倉庫だった。
それはただの倉庫じゃない。とても輝きに満ちている倉庫。
オレは圧倒された。
とても綺麗だと思った。
そして、それらはオレを誘惑させる。
──これら一体全体いくらになるのだろうか……。
近くにある白く輝く宝石に手を伸ばす。
しかし、その手は彼女の声で静止させた。
内心で悪態をつきながらも、オレは笑顔を向ける。
これが、『悪党』の顔だ。
「あなた、洋服が欲しいと言っていたわよね?」
「ぇ、あ、はい!」
その問いかけに視点をすぐに切り替えた。
オレとしたことが……!
まず最初の目的を忘れるなんて、自分で自分に呆れた。そしてため息を一つこぼす。
「ここにあるの貰ってちょうだいな」
俯いていた顔を思い切り上げた。
その衝撃は小さいながらも大きかったらしく少し顔をしかめる。
でも、そんな痛みなんて気にすることなく大きく一歩前に出た。
そして今度はオレがニーナさんのように手を掴む。
「そ、それはっ本当ですか!?」
そう発された声はあまりにも恥ずかしいものだった。