きっとこの輝きは消えないでしょう。





話はさらに続いた。




オレの名前のこととか(話したっきり『アンザちゃん』と何度も連呼された)、



どこから来たのかとか(その点は適当に答えた)、これから向かう先はどこであるかとか、……まあ、いろいろ。





目的地を告げた時のニーナさんの反応はこれまた豪快で、笑わざるを得なかった。



ジュエレイドへの入国には、条件があると目的地を言ったときに言われた。




なんとも、『ジュエレイドで作られた宝石を身につける』ことなんだとか。



正直こんな条件で大丈夫か?!と疑ってしまうほど軽いなと思ってしまった。




でも『王国ジュエレイド』の“宝石”が必要ということならそれなりの見分け方があるのだろう。





「アンザちゃん、どうしてそこへ向かうの?もうあの国は滅んで、人なんてそんなにいないのに」



不意にそう問われるから少しドキリとさせた。


オレは一度息を吸いこんだ。





「人を、探してるんです」





宝石でできた心臓をもつ人を。


『伝説』の存在を。





そう心の中で付け加えて言った。







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