きっとこの輝きは消えないでしょう。
この心臓は生まれつきだ。
なぜ、僕はこの心臓を持ってしまったのだろう。
そう思っていることは少なくない。
だから、毎日楽しくも感じないんだ。
けど、楽しいと思ったのは名前も知らない女の子と出会った時。
目を閉じれば鮮明に蘇る、きみと出会った時の場面。
僕より小さな子が木から落ちてきたんだ。
そのすぐ側で小さな僕は絵本を読んでいた。ちょうどサルが木から落ちてくるシーンだった。
だからよりインパクト強すぎて。
それからだ、名前の知らない女の子と話すようになったのは。
とても明るくて元気で、怖いもの知らずで、眩しい笑顔がすごく僕にとってはいつも心地よかった。
そんなある日のこと、僕は一歩も外に出してもらえなくなったんだ──。