きっとこの輝きは消えないでしょう。





この心臓は生まれつきだ。


なぜ、僕はこの心臓を持ってしまったのだろう。



そう思っていることは少なくない。



だから、毎日楽しくも感じないんだ。



けど、楽しいと思ったのは名前も知らない女の子と出会った時。





目を閉じれば鮮明に蘇る、きみと出会った時の場面。




僕より小さな子が木から落ちてきたんだ。




そのすぐ側で小さな僕は絵本を読んでいた。ちょうどサルが木から落ちてくるシーンだった。


だからよりインパクト強すぎて。



それからだ、名前の知らない女の子と話すようになったのは。




とても明るくて元気で、怖いもの知らずで、眩しい笑顔がすごく僕にとってはいつも心地よかった。





そんなある日のこと、僕は一歩も外に出してもらえなくなったんだ──。







< 42 / 102 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop