きっとこの輝きは消えないでしょう。





「わっ、……びっくりした~」


「待って、……っ」



そう引き留めたものの、これから何をすればいいのかという難題が脳裏を駆け巡る。




彼女は真っ直ぐ見つめて、首を傾げるから、汗が吹き出そうになった。





な、何を言えばいい?


散歩しない?


それも兼ねて外へ出てきたから。



いや、それはだめだ。

見知った顔でも、この数日で出会ったばかりの人(しかも異性)と散歩なんてどうかと思うんだ。


逆だったら、挙動不審になりかねない。





後から思うことは、

なんで追ってしまったのか。

なんで引き留めたのか。


なんで、こんなにも必死な僕がいるのか……。






「あ〜の、なに?私これから、」


「キミを探してたんだ」


「へ?」


「ねえ、キミも誰かを探してるんでしょう?一緒に探してあげる」





そんなこと勝手に決めてはいけないのは十分分かってる。


僕は狙われている存在だから。




でも、彼女を手放したくない。
せっかく見つけられたんだ。




きみの笑顔と彼女の笑顔はどことなく似ている。





傍にいたいんだ。ただ傍に。







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