きっとこの輝きは消えないでしょう。
「……なにしてるの、早く下りなよ」
アンザがいるであろう場所の位置に立って上を見上げる。
視線の先にはやっぱりアンザがいた。
「んーー、あと、もーーっちょい……」
「…………」
僕は落ちないことを祈りながらただ彼女の頑張りを見届けることにした。
アンザは木登りが大の得意らしい。
昔からよく登っては、落ちての繰り返しをしてきたんだ~、と胸を張りながら言ってきたことに僕は思いきり笑った。
正確には、笑っていた。自然と。
だって、きみもアンザみたいにそうしていたから。
全力で登って、僕にどうだ!と見せつけたかと思えばバランスを崩して落ちるんだ。
それでも花のように笑うんだ、きみは。
ボーッと彼女を見ながらそんなことを思い出す。
あともう数ミリで届きそうだ。
そう思った時だった。
アンザはバランスを崩して落下した。