きっとこの輝きは消えないでしょう。
「な、なんだよそれっ。ちょっと、急にやめて、ほんと。……ちょっと今こっち見ないでっ」
「アンザらしくないな~」
「ああ?今なんっつった?!」
「なんでもない」
一つ一つの表情に嬉々とした僕は、今にも殴りかかってきそうな彼女を制して、あることを話す。
「アンザは、この国の存在を知ってる?」
「え?」
「この国にはね、伝説があるんだ。その伝説って言うのはね」
少し躊躇った。
でも、キミは秘密を教えてくれたから。
「宝石心臓(ジュエルハーツ)。
アンザは、この伝説を信じる?」
水面上から彼女に視線を移すと、そこには綺麗な切れ長の目が見開いた状態で僕を見つめていた。
なにも応えない様子に僕はそのまま続ける。
「アンザは僕に秘密を教えてくれたから。今度は僕が教えてあげる。その伝説はね、」
「待った!」
大きく響いた声に今度は僕が目を見開いた。
でもそれ以上にキミも大きく目を見開いていて。
首を傾げた。
「あ、あぁ、ごめん!ちょっと待って。まだ、その続き言わないでて!」
そう言って両手を前に突き出した。