きっとこの輝きは消えないでしょう。
「なんで止めるの?聞きたくないの?」
「っ。き、聞きたいよ。でも……」
「でも?」
なんでキミはそんなに慌てているのだろうか。
「でも……、こ、心の準備が!」
「心の準備?」
「そ、そう!心の準備。
なんかこう、ドキドキしちゃってさ、ね?
だからこの話は終わり!
あ!もうこんな時間だ〜。……、帰ろっか」
立ち上がった彼女はそう言うとさっき来た道を戻っていった。
ふと脳裏を横切ったカタチ。
それは今まで触れてこなかったもので、まったく関わりのないカタチだ。
キミの後ろ姿をみて、それがだんだん大きく強調してきた。
すると、今までに感じたことのない胸の熱さに僕は思わず縮こまった。
心臓が、燃えているようだ。
それは心臓の芯までを溶かしていくスピードで。
「ぅ、ぁ……っ」
アンザに助けを求めるも声が出せなくて、ただ必死にその背中に訴える。
──アンザっ、助けて……っ。
霞んでいく視界の向こうで、微かに見えたアンザの顔。
僕は笑った。