冷徹副社長と甘やかし同棲生活
椿さんは、カレーも「最高にうまい」とおいしそうに食べて、おかわりまでしてくれた。
こんなに喜んでくれるなら、いくらでも作ってあげたくなる。……以前一緒に住んでいた女性も、こんな風に満足感を得ていたのかな。そう考えるたとたん、胸がざわついた。
夕食を終えると、椿さんは「仕事がある」と言ってまた書斎に戻っていった。
コーヒーを差し入れに持っていったあとは、明日の朝食の買い出しにスーパーに行った。
朝食はパンとご飯どちらでもいいと聞いたので、パンを中心にした献立を考えて買い物をした。
買い物から戻ると、シャワールームから水の流れる音が聞こえた。