冷徹副社長と甘やかし同棲生活
 
 鎖骨から胸の間に、何度も唇を落とされる。


「ようやく、大人のキスの解禁だな」


 艶っぽい声で、そんなことを言われたら、もうどうにかなってしまいそうだ。


「椿さん……」

「今夜からは、名前で呼んでくれ。――美緒」

「はい、隆弘さん……」


 名前を呼び合うだけで、感情が高まっていく。

 私たちは何度も何度も、深い口づけを交わした。


 しびれるくらいに甘い夜は、長いようで、あっという間だった。
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