絶対に痩せられるダイエット
相手にされてない。


まったくもって正解の声を聴いたののかは
歩くのを止め


鬼の形相で振り返る。


そこにはボロボロになった
なよ子が立っていた。


「今、何言ったの?」


マイナス100度の冷たい声。


しかしそんな言葉に
なよ子は負けていなかった。


まったくヘタレのなよ子。


人に反抗したことなど
生まれてから一度もなかったが



一郎君のことは
ヤッパリ諦めきれない。


勇気を振り絞って
ののかに言い返すなよ子。


「ののかちゃんは
一郎君の彼女にはなれないよ」



< 40 / 522 >

この作品をシェア

pagetop