初恋
てか、今更だけどどこに向かってるんだろう。

私は肩を叩いて希暉を呼んだ。

希暉は「ん?」と返事をして私の顔をちらっと見て

希「今は屋上に向かってるんだよ♪」

と教えてくれた。

恋(まただ。そんなに顔に出やすいのかな私って)

なんか見ただけで分かっちゃうって、私の顔超便利。

一人自分の顔を感心していた。

希「もう着くよ〜♪ドア開ける時眩しいかとしれないから目瞑ってた方がいいよ〜♪」

ホントだ、ちょっと上の所に銀色のドアが見えた。

そこだけ何か空気が違う気がした。

多分気のせい。

残りの階段を登りきり、いよいよドアの前にたった。

希「開けるよ?目瞑った〜?」

私『コクコクッ。』

希「いざ!オープン♪」

キィっと金属の擦れ音がし、目を閉じていても隙間から

光が漏れて入ってくる。

恋(眩しっ。)
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