恋の神様におまかせ♪



「……ん、………っえ!?」


「っ!」


油良が目を覚ましてしまった。

思わず後ずさる。


……ヤッベ。


下心ありありなのバレた。


気まずくて目を泳がせながら、洗い物があるからと部屋を出る。


やっちまったぁぁぁ……。

俺は扉に凭れて頭を抱える。


病人に欲情するなんて……ただの変態じゃん。


「かっこわりー……」


ため息をついた。





そして気づいた。















俺、油良が好きだ。





< 84 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop