霞村四丁目の郵便屋さん
日が当たらないせいで、昨日の雨が乾ききっていない森にそのまま突っ込んでいくのかと思ったけれど……。
「あ……」
足を一歩踏み入れた瞬間、一瞬視界が真っ暗になって、やがて目の前に大きな池が広がった。
「四丁目にようこそ」
口をあんぐり開けて驚いている俺を見たみやびは、クスクス笑いだす。
これ、母さんの言っていた池だ。
そう確信した俺は、少し怖くなってあとずさりしてしまった。
だってあの池は伝説であって、本当にあったわけじゃない。
いや、あったかどうかすらわからないのだから、あっても不思議じゃない?
混乱して整理のつかない俺は、浅い呼吸を何度も繰り返す。
「瑛太くん、驚きすぎ」
実に冷静なみやびがそう言うけれど、こんな状況で驚かないヤツなんて断じていない。
「だってさ……」
ようやく出た言葉が続かない。
腰が抜けそうなんだから、それどころじゃない。
「私の家に来る?」
みやびは平然とした顔をして、普通に友達を誘うように言うけれど、ついて行ってもいいのかと考えてしまう。
「あ……」
足を一歩踏み入れた瞬間、一瞬視界が真っ暗になって、やがて目の前に大きな池が広がった。
「四丁目にようこそ」
口をあんぐり開けて驚いている俺を見たみやびは、クスクス笑いだす。
これ、母さんの言っていた池だ。
そう確信した俺は、少し怖くなってあとずさりしてしまった。
だってあの池は伝説であって、本当にあったわけじゃない。
いや、あったかどうかすらわからないのだから、あっても不思議じゃない?
混乱して整理のつかない俺は、浅い呼吸を何度も繰り返す。
「瑛太くん、驚きすぎ」
実に冷静なみやびがそう言うけれど、こんな状況で驚かないヤツなんて断じていない。
「だってさ……」
ようやく出た言葉が続かない。
腰が抜けそうなんだから、それどころじゃない。
「私の家に来る?」
みやびは平然とした顔をして、普通に友達を誘うように言うけれど、ついて行ってもいいのかと考えてしまう。