イジワル御曹司の執着愛~愛されすぎて逃げられません!~
そんなこんなでふたりの同居生活が始まったのだが、直倫が仕事に行き出すと、いっきに遠子は暇を持て余すようになった。
まだ休みの日はいい。
けれど直倫がいないとそれほどやることがない。
始まって一週間でこんな調子では、家にいるのとそう変わらない。
「掃除して洗濯しても午前中に終わっちゃうし……」
遠子は、リビングのソファーで大の字になりながら天井を見上げた。
「ウニの散歩にでも行こうかなぁ……」
家に帰ってウニの散歩をして帰ると、それなりに時間がつぶれるのだ。
「いやでもこないだ会ったし……ウニ……」
(引きこもりの時、いったいどうしてたんだっけ……寝てるだけで一日があっという間におわっていたような……)
けれど夜、ぐっすりと眠っていると当然昼間は眠くならないので、昼寝もそうそうできるものではない。
「んあー~~……」
訳の分からない声を出しながら、ソファから起き上がる。
そして窓の外の青い空を見て立ち上がった。
「散歩……しよう」