イジワル御曹司の執着愛~愛されすぎて逃げられません!~
それからシャワーを浴びメイクを落とす。
時計を見ると、夜中の一時だった。
ベッドルームに戻ってまた横になろうと思ったが、静かに眠っている直倫を見ると、またヒシヒシと後悔の念が湧き上がってきて素直にベッドに入れない。
(ほんと、我ながら、情けないにもほどがあるな……)
はしゃぎすぎた。
そうとしか言いようがない。
アルコールに強いことを鼻にかけて、白臣の忠告を無視した。
自分は半年ぶりの引きこもりを脱出しかけたばかりで万全ではないはずなのに、大丈夫だと勝手に思い込んでいた。
いやーー本当は“大丈夫だ”と思いたかったのだ。
自分はもう元気なのだと。
これから先、うまくやれると……。
なのにいきなり大失敗してしまった。
そして助けてくれたのは、ほかでもない直倫だ。
(いやもう本当に……恥ずかしい……穴があったら入りたい)
遠子の目に、じわっと涙が浮かぶ。