イジワル御曹司の執着愛~愛されすぎて逃げられません!~
翌朝――。
「……本当に、ごめんね……」
遠子はバスローブ姿のまま、ソファーの上で膝を抱え、謝罪の言葉を口にした。
ちなみに隣に座ってスマホを眺めている直倫も、同じバスローブ姿だ。
正直言って、昨晩のことを考えたら、本当に穴があったら入りたいくらいなのだが、
「いや」
直倫は特に怒った様子もなく、さらりとしたものである。
(なんで嫌味のひとつも言わないの~!!!)
その様子が逆に遠子にとっては怖い。
なにか裏があるのではないかと、ビクビクしてしまう。
「あのさ……シロちゃんに頼んで、着るもの持ってきてもらったら? クリーニング、早くても今日の昼にしかできないんでしょ? 私はひとりでここで待ってるから」
昨晩、直倫は遠子のワンピースを、自分のスーツと一緒にホテル内のクリーニングサービスに出したらしい。
なぜ直倫までと思ったが、どうやら自分は直倫のスーツまで汚してしまったとわかり、遠子は真っ青になってしまった。
「そんな真似できるか」