イジワル御曹司の執着愛~愛されすぎて逃げられません!~

「ムカつくんだよ」
「な、なにそれ、なんか嫉妬してるみたいじゃんっ……あはは~」


遠子はアハハと渇いた声で笑ったのだがーー直倫は、トレーを持って戻ってきて、テーブルの上に置くと、ソファーの肘置きに手を乗せ、ぐっと遠子と距離を縮めてきた。


「してるよ」
「へっ!?」
「してる。めちゃくちゃしてる」


そして直倫は、じっと遠子を見つめた。

澄んだきれいな目だった。

瞳に自分の影が映っている。


(なっ、なっ、なっ……)


直倫の美しい瞳に見つめられ、顔にどんどん、熱が集まるのが分かる。


(嫉妬とは! それはやきもちということで! えっ、はいっ!?)


「じょっ、冗談、だよね……」
「なぜ俺がお前にこんなダサい冗談言わなくちゃいけないんだ。いったい誰に向けたサービスだよ」


直倫は怪訝そうに眉を寄せた。


(ということは、これは直倫の本気ということなのだろうか……でも、ということは……)


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