夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】

毎年、誕生日に私に届く贈り物。
贈り主は”夢の配達人、リディア”と書かれていた。
先生達が話してくれていたから、私には実母からだと分かったけど…。
きっとリディア母さんは私の為に、一生母親だと名乗るつもりはなかったんだと思う。

”お誕生日おめでとう!”って、毎年プレゼントと一緒に添えられた手書きのメッセージ。
何故か捨てられなくて、大切に箱に溜めていたそのメッセージカードを今改めて読み返すと…。
その短い文字の中に込められたたくさんの気持ちを考えて、涙が溢れて止まらなくなる。


私が小さな頃は、おもちゃやぬいぐるみ、中でも多かったプレゼントは絵本だった。
その絵本には必ず素敵な王子様が出て来て、お姫様やヒロインの女の子を格好良く助けてくれるの。
きっと、リディア母さんの大好きなお話だったんだよね。
< 105 / 290 >

この作品をシェア

pagetop