夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】

木の下にシートを敷いて、バスケットの中に入れていたお菓子を出す。
チョコチップやドライフルーツをたくさん入れた、焼きたてのスコーン。


「うわっ、ヤバ。めっちゃ美味そうなんだけど。
いただきま〜す。」

おしぼりで手を拭いたバロンは、私が差し出したスコーンを受け取るとすごく嬉しそうに頬張ってくれる。


「うん、めちゃくちゃ美味い!
こっちの味も食っていい?」

「う、うん///。どうぞ…///。
でも、喉に詰まらない?紅茶持ってきたよ。」

私の作ったスコーンを次々と口に運ぶバロンに、水筒に入れてきた紅茶をコップに注いで差し出すと、彼は首を横に振った。


「平気、ありがと。」

後に分かる。
彼は、飲み物は水以外ほとんど飲まない事。
他の飲み物が嫌いなのかと気になって一度聞いてみたけど、特に深い理由はないみたい。
嫌いじゃないけど、好きでもない。
ただ、それだけ…。らしい。
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