夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】

「……何を呑気な事言ってるんですの。
その記事を見たなら、他に気にする部分があったんじゃなくって?」

モニカにじっと見つめられて、私は思わずビクッと身体を揺らした。

……気にしていないと言ったら嘘になる。
記事に書かれていた、内容。


「主人の…。
ジェイクの話では、お相手の企業の令嬢が随分と気に入っている様子よ?マオ様を。」

ジェイクさんはモニカの旦那様。
仕事で何度かアラン様とご一緒する機会があったみたいで、その時にヴァロンを…。
ううん、”マオ”を見かけたって聞いた。
その話で聞く雰囲気は、私の知っているヴァロンとは全く違う人。

完全に、マオという人物になりきって仕事してるんだ。
アラン様の親戚で、独身の好青年…。

……。

独身。
記事に少しだけ写ってた写真でも、分かっちゃった。
結婚指輪…して、なかったな。
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