死にたがりは恋をする
 僕は、きっと嫌われ者が向いてるよ。

 __だから、僕は。

 __自分から、殺される事を望むしか、

 __方法が、この世から逃れる方法、無いんだ。

 __だって僕は、僕を知っている人は、僕しか居ないから。


 痛い、痛い痛い痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い、痛い、イタイイタイ、痛い、イタイ、いたい、、

 痛い。

 __心が、痛い。

 僕を想って、泣いてくれて居るのに。
 僕に向かって、優しさを投げかけてくれているのに。

 __でも、優しさって、なんだろう?

 僕は、なんでも知ってるような面をして、優しさすらも知らないんだ。

「どうかしたのか?カイト、顔が真っ青だ」

 ようやく泣き止んだ雨矢が不思議そうにきいてくる。

「そうだよ、また悪い事でも思い出した?」

 アクトもそう、心配そうに話しかけてきた。さすが、アクトは感が鋭い。雨矢は、「えっそうなのか?本当か?アクト、本当なのか?」とキョドっている。

「別に大丈夫だよ」

 ふいに外から、ポツリポツリと雨の音がしてきた。さきほどまでは曇っていたのだが、雲行きが怪しく成ったらしく、その音は止むことなく余計に強まっていた。

 さすがに、『何日も学校に来なかった友人を心配して、その友人の家に行って雨が降ってきてそのまま帰ってきた』なんて言ったら、誰もそのことを信じてくれないだろう。

「雨も降ってきたし、入らない?」

 僕がそういったときには、もう遅かった。
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