お前のこと、誰にも渡さないって決めた。
だけど、せっかく仲良くなれた香音ちゃんに嫌われると思うと、怖くて逃げて言い出せなかった。
「……ひまりちゃん?」
何も言わない私を不思議に思った香音ちゃんが首を傾げる。
ずるいから、ずっと黙ってた。
でも、私、きっと、初めに思っていたよりみっくんのことが好きで。
想いは溢れるばかりで止まらなくて、もう幼なじみじゃ全然足りなくて。
みっくんの彼女になりたい。
みっくんの傍にいたい。
いつのまにか、ずっと考えてた。
「香音ちゃん……あのね、」
その度、ちくりと胸を刺すのは香音ちゃんへの罪悪感で。
『応援する』って言ってしまったから、ずっと、香音ちゃんの前では堂々とできなかった。
でも、私だって頑張りたいよ。
そのために、香音ちゃんとフェアになりたくて────
「あのね、私も………私も、みっくんのことが好きなんだ」
「うん」
香音ちゃんの目をまっすぐ見つめる。