あまりさんののっぴきならない事情
 しかし、普通でいいのは、相手が普通のときだけではあるまいか。

 と、迂闊なことを言えば、カメの背に乗り、逃亡してしまいそうなあまりの後ろ姿を見ていた。

 あまりは、そろそろ着くと思って待っていたのか、ロビーから出てきた秋月たちとハイタッチを交わしている。

 ……旅先に出ると、誰しもがハイテンションになるようだ。

 室長とその奥様まで、戸惑いながらも、ハイタッチの嵐に巻き込まれていた。







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