午前0時、魔法が解けるまで。






「仲良いんですね」

「別に」


「うん。冬馬とは事務所が一緒でね」



逢坂くんが間髪入れずに否定したあとにすぐに砂川さんがにこにことしてうなずいた。



「事務所?」



私が首をかしげると、砂川さんはあれ?と声を漏らした。


砂川さんが現役アイドルだということは知っていたけれど、逢坂くんもアイドルなんだろうか。

どうにもそのあたりの話には疎くてわからない。







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