午前0時、魔法が解けるまで。







「ごめん……あの時君をすぐに助けに行かなかったこと、今でもずっと後悔してた……」



あの時、砂川さんも小学生で、成人した男性に立ち向かっても勝てる見込みはない。


下手したら共倒れで最悪の結末を迎える可能性だってあったのだ。

砂川さんは正常な判断を下して大人を呼びに行っただけ。


私が首を横に振ろうとすると、砂川さんが私の頭を抱え込んで更に密着する形になった。






< 296 / 398 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop