嘘つきなキミ


ーはやとー


みゆき「あい?なんかあった?」

あい「こうへいになんで倒れたか聞いたの...そしたらね、こうへいただの風邪だっていってた。熱があったからだって...」

みゆき「そっか...」

あい「でもね...私みちゃったんだ...胸にある傷...。普段は見えないけど、今日こうへい病院の服来てた...。だからね...みえちゃったんだ...。」

みゆき「怪我したんじゃなくて?」

あい「うんう...違う...。...お母さんと...同じ傷あとだった...。」

みゆき・はやと「っっっ...!!」

はやと「み、見間違えじゃねえの...?」


俺はすかさずフォローした。
でも...

あい「見間違えなんて、ありえない...。何度も見た傷あとだもんっ」

みゆき「こうへいは...こうへいはなんて言ってたの?」

あい「こうへいには言えなかった。俺を信じろって言われたから...。」


あいつズルいってゆうかなんてゆうか...
そう言えばあいがなにも言えなくなるの分かってて...


みゆき「そっか...あいは、どうするの?」

あい「わからない...」

みゆき「そっか...。はやと?なにかしってるよね?」


え?!
俺...?!

はやと「確かにあいつは昔心臓病だった。でも、心臓移植して今は治ってるはずだ。」


俺はとっさに嘘をついた。


みゆき「それ、本当の話?」

はやと「ぁあ。」

あい「じゃあ、心臓病ってゆうのは、私の考えすぎ...ってこと...?」

はやと「そうみたいだな。」

あい「そっか...。よかった...。」


あいは心から安心した顔をしていた。
罪悪感でいっぱいだったが、しょうがない...
今回だけは、許してくれ...。

俺は、みゆきとあいにまだこうへいに会ってないから、会いに行ってくると伝え病院に戻った。

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