二頭(二人の男)追うもの…バチが当たる
 ランジェリーショップでは下着は勿論、シルクで和柄のナイトガウンを買って貰い、洋服はブランドと言うブランドショップを巡り沢山の洋服を買って貰った。

はぁ…疲れた…どれだけ試着したことか…疲労感が顔に出ていたのだろう

「こまめさん疲れましたか?私としてはもう少し…」

正直疲れてる…マジぐったりだ!

その時佐野さんから救いの手が差しのべられた。

「社長、そろそろお時間です」

「もうそんな時間か?」

槙さんは午後から用があると言ってた。

「槙さん、帰りましょ?」

「申し訳ないね?あまり揃えてあげられなくて」

「いえ、これだけあれば十分です」

私達は再び車に乗り帰宅した。

帰宅後は急ぎ槙さんは着替えを済ませた。

「知り合いの慈善パーティーだから、輝一だけでもいいのだが…今日は、このまま貴女と過ごして居たい」まるでただをこねる子供のように行きたがらない槙さん。

「槙さん?それもお仕事なのでは?私は一人でも大丈夫ですから行ってきてください」

槙さんは「貴女が言うなら仕方ないですね?では行ってきます」と言って輝一君の前で熱いキスをしてくれる。

「まっ槙さん!輝一君の前でナニを…」

好きなひととのキスは嫌ではない。だが、あたしにはもう一人好きなひとがいる。その輝一君の前となると話は別だ。あたしは恥ずかしさのあまり槙さんの胸を叩いた。

「今日は私の日ですからね?私のしたいようにあなたを愛しますよ?問題ないよな?輝一?」

勿論、輝一君は面白くない様で、チッと舌打ちをして顔を背けた。

「今日は少し遅くなります。先に休んでいてください」と言って二人は出かけていった。




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