キミの瞳に
それから春とは言葉を交わすことなく3時間目を迎えた。
授業変更で2時間連続で体育を受けることになった。
けど…
俺の視線の先には春とあの男。
同じ学校だったなんて思いもしなかった。
何を話しているのかは全く分からないけどそいつに笑顔を向ける春と、春の頭に触れるあいつに正直いい気はしなかった。
気になって気になって俺はチラチラと何度も見てしまう。
よりによってなんで学校まで同じなんだよ…。
そんなことをモヤモヤと考えながらも授業が始まった。