キミの瞳に






気になって気になってしょうがない俺は授業を抜けて保健室近くまで来た。






ガラッと扉が開くと聖夜ってやつが出ていく。






俺には気づかないまま体育館の方へとまた戻って行った。






1回深呼吸をして俺は保健室の扉を開く。






シン…と静まる室内は、周りを見回しても先生がいなかった。








1つだけカーテンの閉まってるベット。






ゆっくりと俺は近づく。






カーテンを掴んでゆっくり開けた時…






「聖夜君忘れ物でもし……た……」






こっちを見る春は固まる。






こんな状況でも春が他の男の名前呼ぶだけでイライラしてしまう。






冷静を装って…






「…大丈夫……?」





いつも通りに春に声をかけた。












< 132 / 165 >

この作品をシェア

pagetop