キミの瞳に
朝木君が部屋の中に入る。
「お待たせ。
春はアップルジュースね」
朝木君はいつもと変わらない様子で私の目の前にコップを置く。
「…ありがとう。」
冷静を保ちながら私もいつもの様に接する。
でもテーブルの下に隠してる手が、震えているのが自分でも分かる。
朝木君は何か私に隠してることでもあるんだろうか…。
何が書いてあったのかは分からないけどノートと写真を大事に取って置いてるってことは…
朝木君にとってさっきの写真の女の子は特別………?
で…でもいま付き合ってるのは私だし…
なにも気にすることなんてない……よね…?
朝木君………。